「コードが分かると作曲が出来る!」シリーズ、
間が空きましたが、「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう」の5回目!
今回は分数コードを紹介します!
このシリーズの記事一覧
④-1モーダルインターチェンジ
④-2セカンダリードミナント
④-3リレイテッドⅡm7
④-4パッシングディミニッシュ
④-5 分数コード ←今回
④-6sus4
④-7aug
④-86thコード
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「コードが分かると作曲が出来る!」シリーズ、
間が空きましたが、「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう」の5回目!
今回は分数コードを紹介します!
このシリーズの記事一覧
④-1モーダルインターチェンジ
④-2セカンダリードミナント
④-3リレイテッドⅡm7
④-4パッシングディミニッシュ
④-5 分数コード ←今回
④-6sus4
④-7aug
④-86thコード
続きを読む「コードが分かると作曲が出来る!」シリーズはちょっとお休みして、
今回は「ディレイ」について書かせていただきます!
ディレイといえば「音を遅らせる」エフェクター。
が、その使い方しかしていないアナタは非常にもったいない!
パラメータの設定をちょっといじるだけで、コーラスやフランジャーなど、様々なエフェクト効果を生み出すことが出来るのがディレイなんです。
では、Pro Tools標準装備のディレイプラグイン「Mod Delay Ⅲ」を使って、色々なエフェクトを作ってみます。
もちろん、他のDAWのディレイでも同じことができますよ!
まずは「コーラス」。
音に揺らぎを与えるエフェクターですね。
ギターのアルペジオのフレーズにかけるのは「あるある」です。
これを、ディレイで作ってみましょう。
こんな音になります。
前半はバイパス。後半から(0:10〜)コーラスが付きます。
ルーティング
直接インサート
mix
50%
delay time
10msec〜50msec
modulation depth
10%〜50%
modulation rate
1Hz前後
feedback
少なめorなし
「modulation」は、機種によっては「LFO」と表示されていますが、同じものです。
コーラスをかけたいトラックに直接インサートすればOKです。
ただし、mixを100%にしてしまうと原音が消えてしまいますので、50%にしましょう。
わずかにピッチを揺らした音が遅れて重なることで、コーラス効果が生まれます。
そもそも、コーラスというエフェクター自体がディレイを応用して作られたものなんですね。
ステレオディレイを使って、左右で微妙に違う数値にしても面白いです。
実際、上のサンプルは左右の数値を僅かに変えて、広がりを生んでいます。
フランジャーを使って作るサウンドと言えばジェットサウンドです。
飛行機のうねるような轟音を再現したエフェクトですね。
これもディレイで作れます。
前半はバイパス。後半から(0:07〜)ジェットサウンドです。
ルーティング
直接インサート
mix
50%前後
delay time
1msec〜3msec
modulation depth
10〜100%
modulation rate
0.05Hz〜0.30Hz
feedback
10%〜95%
フランジャーもディレイを応用して作られたもので、基本的な原理はコーラスと同じです。
ポイントはmodulation rate。あまり細かい周期にしてしまうと、ジェットサウンドらしいうねりにならないので注意してください。
カラオケ店にある「エコー」はリバーブとは違って、ディレイを使って得た山びこ効果です。
ボーカルのミックスでも、リバーブとエコーを二重でかけるといったことはよく行われています。
実際に作ってみた音がこちら。
後半から(0:07〜)エコーが付いています。
ルーティング
センドリターン
mix
100%
delay time
180msec〜200msec
modulation depth
なし
modulation rate
なし
feedback
10%〜50%
LPF
2000Hz〜8000Hz
「LPF」は、機種によっては「Low Pass Filter」、「HCF」、「High Cut Filter」と表示されていますが、全て同じものです。
エコー的に使う場合は原音もそのまま残したいので、センドリターンでかけます。
※センドリターンの方法については、過去記事のセンドするか?直接インサートするか?プラグインエフェクトの種類による使い方の違いをどうぞ。
ポイントはLPFです。ディレイ音を原音より若干こもらせることで音の輪郭がぼやけて、エコーらしくなります。
1本の音を、疑似的に左右に2本録音したかのように聞こえさせるテクニックです。
アコギ1本のみの録音ですが、後半から(0:05〜)疑似ステレオを付けています。
ルーティング
センドリターン
mix
100%
delay time
20msec前後
modulation depth
なし
modulation rate
なし
feedback
なし
原音と逆方向からわずかに遅れた音が聞こえることで、左右に広がって聞こえます。
ポイントは、ディレイ音の方が大きくなるように、0よりも多めにセンドすること。
先に鳴った音の方が大きく感じ、音源が偏って聞こえる*1ため、
遅れて出てくるディレイ音を大きくして辻褄を合わせているのです。
音が、左、右、左、右、左・・・と交互に繰り返されるディレイです。
後半から(0:08〜)ピンポンディレイが付いています。
ルーティング
センドリターン
mix
100%
delay time
8分音符や16分音符等、テンポにあったものがオススメ
modulation depth
なし
modulation rate
なし
feedback
なし
LPF
2000Hz〜8000Hz
ディレイのトラックを2本作る必要があります。
どちらも同じ設定でOKです。
①まず、原音から左のディレイにセンド。この時のセンド量が全体的なピンポンディレイの付き具合に関わってきます。
②左のディレイから右のディレイにセンド。センド量は①の時と同じかやや多めくらいがいいでしょう。
③右のディレイから再び左のディレイにセンド。
これで、ディレイが左、右、左、右、左・・・と交互に繰り返されます。
※同じところをループするルーティングになっていますので、センド量を多くしすぎるとハウリングを起こしてしまいます。充分に注意してください。*2
今回紹介したようなエフェクトは、どれも専用のプラグインで同じことが可能です。
しかし、ディレイを使うことで、設定次第では、専用のプラグインでは再現できないような変テコな効果も生み出せることがあります。
上記の数値は、あくまでそれらしい音にするための目安ですので、自分なりに設定を変えて色々なエフェクトを作ってみてください!
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「コードが分かると作曲が出来る!」シリーズ、
「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう」だけで早くも4回目になってしまいました!笑
今回はパッシングディミニッシュを紹介します!
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④-5分数コード
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今回は「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう」の3回目として、リレイテッドⅡm7というものを紹介します!
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今回は「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう」の2回目として、セカンダリードミナントというものを紹介します!
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続きを読む「コードが分かると作曲が出来る!」シリーズの4回目。
今回は「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう!」です。
ダイアトニック以外のコード(ノンダイアトニックコードとも言います)を使う場合はパターンがいくつかあるので、ややこしくならないように細分化させてもらいました。
なので今回は④-1として、モーダルインターチェンジというものを紹介します!
事前の知識として、同主調の概念を知っておいてほしいので、ご存知でない方は
平行調と同主調って何?をお読みください。
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ここしばらく、「コードが分かると作曲が出来る!」をテーマに記事を書かせていただいています。
で、④「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう!」編を執筆していたのですが、書いているなかで、どうしても平行調と同主調の話が必要になってきたんです。
ですので、先に「平行調と同主調って何?」をお送りします!
「そもそも“キー”ってなんぞや?」という方は、先に「曲のキー」って何?が分かる!音楽理論なんて知らないという人に向けて解説!をご覧ください。
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