おとてく

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作曲家/レコーディングエンジニアが書く、DTM、作曲、レコーディングメディア。

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オーディオインターフェイスの3ch以降のアウトプットはなぜ必要?

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パソコンに音を取り込み、パソコン内の音を再生するオーディオインターフェイス

音の出入り口としての役割を果たすものですので、DTM・宅録を行うのに必須の機材といえます。

 

さて、そんなオーディオインターフェイスですが、アウトプット(=出力)がたくさんついてるものがありますよね?

たとえばコレはアウトプットが4ch(チャンネル)あります。

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FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Clarett 2Pre USB

 

コレなんかは10chもありますね。

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ROLAND ( ローランド ) / OCTA-CAPTURE UA-1010

 

けど、スピーカーはLとRの2chしか無いし、ヘッドフォンだってそうですよね。

いったい、何のために3ch以降のアウトプットが必要なのでしょうか?

それには、大まかに分けて4つの理由があります。

  • アナログミックスをする
  • リアンプに使う
  • 同期演奏の時に使う
  • モニターミックスを作る
  • 単独送りをする
  • まとめ
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Webマガジン「スタジオラグへおこしやす」へ寄稿させていただきました

京都の音楽スタジオ、スタジオラグさんの運営するウェブマガジン、「スタジオラグへおこしやす」へ寄稿させていただきました。

 

こちらの記事です。↓

スネアドラムのマイキングを距離や角度を変えて4パターン録り比べてみました。

よろしければご覧ください!

 

ブログ等で発信してると色々お声がかかるものですね。

最近ちょくちょくTwitterのDMで各方面からご連絡をいただくようになりました。

 

今後とも「スタジオラグへおこしやす」も、当ブログも、よろしくお願いいたします!

 

 

 

この記事を書いた人のTwitterはこちら

音価(=音符の長さ)を教えるのに良さげなモノを発見した【音符積み木】

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常々思ってるんですが、音価(=音符の長さ)の概念を教えるって、すごく難しいです!

 

僕は専門学校の講師業もやっているのですが、エンジニア志望の学生だと、楽譜が読めないという人はちょくちょくいるんですね。

でも最低限の知識は必要だし、エンジニア志望であってもDTMの授業はあります。

 

そこで、僕が教えるときはいつもこんな感じのやつを描くんですよ。↓

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そのまんま音符の長さを棒グラフっぽく絵にしただけ(全音符が短い気がする・・・)ですが、
DTMをするにあたってもピアノロールとイメージが連動しやすいので、こういう感じで描いて教えてます。

あとはこれに休符の長さと、付点音符の長さもプラスする感じですね。

 

でも、この教え方って結局当たり前のことを絵にしただけで、

コレで音符ひとつひとつの長さは理解できても、

実際のフレーズになった時にリズムをイメージできるかと言ったらビミョウなんですよね。

 

これぐらいの単調なやつなら皆スグ読めるようになりますが、

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こういうのになると苦戦する人が出てきます。f:id:oto_tech:20180604163350p:plain

 

でも実際のフレーズって単調なやつだけとは限らないですよね。

音価がきちんと把握できていないと、打ち込む時にも思い浮かべたフレーズをなかなか再現できないか、もしくは時間がかかってしまいます。

 

結局、ちょっとずつ慣らしていくという地道な手法でレクチャーしてます。 

実際に聴いた音を口で歌えるようになって・・・。

歌えるようになったら譜面やピアノロール上に書けるようになって・・・。

てな具合。

 

で、もっと効率のいい教え方ないかなぁ?とか思ってたら、最近ちょっと良さげなやつを発見したんです。

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音楽を志すならYouTubeの音質に慣れないでほしい

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Computer Music Japanゆにばすさんのツイートで知ったこちらの記事。

この中の、

「生徒の中に、生まれてから1枚もCDを買ったことがなく、1曲たりともダウンロードをしたことがないという人がいました。つまり人生で1回も、お金を払って音楽ソフトを買ったことがないのです。私が『じゃあ音楽を何で聴いてきたの?』と尋ねると、

『YouTubeです』と堂々と答えました」

 

 その発言に、「これまで人生で音楽に1円も使ったことがない人間が、どうして音楽で食べていけると思うのか!」と、怒りを爆発させてしまったK氏。

という部分がちょっとした話題になっておりました。

 

 

僕の意見としては、「音楽に1円も使ったことがない」は時代と価値観が変わったから仕方ない面があると思ってます。

そもそも現代は、正当な手段として音楽が無料で聴ける方法がいくらでもありますからね。

YouTubeだってレーベルやアーティストが公式チャンネルを持っています。

 

なので、無料で音楽を聴いていたこと自体を怒るのは違うかと。

 

ただし!

YouTubeには違法動画がたくさんあります。

その生徒が、違法にアップされたもので音楽鑑賞をしているとしたらソレはまた別問題!

倫理的にNGだからという面もありますが、

それ以上に、違法動画には音質が非常に悪いものが多いからです。

  • YouTubeっぽい音質を再現してみました
    • 音質が悪いやつ
    • もっと音質が悪いやつ
  • 左右で逆相になってるやつもある!
  • いい音も聴きましょう
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【ショートカット】選択や変更をラクにするPro Toolsコマンド【便利】

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今回は、Pro Toolsで頻繁に使用するショートカットコマンドについて。

 

たくさんのトラックに対して操作を行う場合、1トラックずつマウスをぽちぽちクリックしていくのってストレスなんですよね。

そこで、トラックの選択入出力の変更ソロ・ミュート・録音待機ボタンのON/OFF etc...をラクにカンタンにする基本操作をご紹介します。

作曲やMIXのスピードを劇的に早くする操作ですので、ぜひともマスターしてください!

 

MacとWindowsでは違うキーを使いますので、両方とも紹介します。

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【DTM】コンプレッサーの使い方をマスターしよう!「動作タイプで使い分ける」編【DAW】

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コンプレッサー記事第3弾!

今回は、コンプの動作タイプ別の使い分けです!

 

ハードウェアのコンプレッサーには、真空管、光学式、FET、VCAといった動作タイプがあり、多くのメーカーからリリースされているプラグインも、それぞれの特徴がモデリングされています。

 

動作タイプの違いによって、同じようなパラメータ設定でも音に違いが現れるので、今回はそれぞれの特徴と、その使い分けを紹介していきます!

  • 真空管(Variable MU)
    • 角の取れたなめらかな音にする
    • 60年代ブリティッシュサウンドを作る
    • 代表的な機種
  • 光学式(Optical)
    • 掛け録りに使う
    • ナチュラルに音量を平均化する
    • 代表的な機種
  • FET
    • 歪ませる!
    • ロックなヴォーカルを作る
    • エッジの立ったスネアに
    • 代表的な機種
  • VCA
    • ルームマイクにかけてドラムを元気に
    • バスコンプとして使う
    • 代表的な機種
  • おわりに
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【DTM】コンプレッサーの使い方をマスターしよう!「目的に応じて使い分ける」編【DAW】

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前回の「パラメータの意味を知る」編に続いて、コンプレッサー記事第2弾です!

今回は、使用する目的に応じてコンプレッサーを使い分けよう!という内容を書いていきます。 

 

コンプレッサーを使う主な目的は大きく分けて3つ。

それが、

・音量の平均化

・音作りの一環として

・奥行きのコントロール です。

 

ひとくちにコンプレッサーといっても、設定次第で様々な効果が得られるわけですね。

それぞれの目的別に、ポイントとなるパラメータの設定を紹介していきます。

  • 音量の平均化
    • ナチュラルにかける場合
    • しっかりかける場合
  • 音作りの一環として
    • トランジェントを抑える/強調する場合
    • 余韻を抑える/強調する場合
    • 歪ませる場合
    • ポンピングサウンドを得る場合
  • 奥行きのコントロール
    • 音を遠くに配置する場合
  • 注意点
    • 全てをコンプに頼らないこと
    • 一概には言えない
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