おとてく

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作曲家/レコーディングエンジニアが書く、DTM、作曲、レコーディングメディア。

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著作権フリーBGMサイト「オーディオストック」に登録してみた

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※この記事は2020年5月4日に再編集しました。

 

「オーディオストック」を知ったのは今年2月の終わり頃でした。

作曲のお仕事で、参考曲を探していたところ偶然見つけたのが最初です。

オーディオストックとは?

近頃流行りのストック型収入が見込めるサイト

 

オーディオストックは、簡単に言うと、ロイヤリティフリーの楽曲を販売するサイトです。

 

ロイヤリティフリー楽曲とは、一度購入してしまえば、その後は際限なく使用できる楽曲のこと。

サイトによっては商用利用が不可だったりしますが、オーディオストックは商用利用もOKです。

 

そして、その楽曲は全国(世界!?)のクリエイターが登録したストック曲。

1曲売れるごとに、売り上げの40%が報酬として入ります。

(このパーセンテージは様々な条件で変わります) 

 

埋もれている曲にも光が! 

作曲のお仕事をやっていると、やはり「ボツ」を食らうことがあるわけです。

ただ、ボツの理由が「今回のコンセプトには合わない」とか「企画自体がポシャった」とかってこともあるんですね。

つまり楽曲自体のクオリティが理由でない場合。

 

常々、こういう曲を眠らせておくのはもったいない!と思っていました。

まさにピッタリなサイトだったわけです。

まぁ僕の場合はコンペ的なことはほとんどやらないので、完全にボツってのは少ないんですけどね。(次の企画用とかにキープされてます)

 

早速登録してみた!が…

審査はスムーズ

まず、3月8日に2曲登録してみました。

どちらも、通常ver.とループver.の2パターン用意したので、計4曲です。

登録してもすぐに販売開始されるわけではなく、審査があります。

 

で、3月12日に販売開始のメールが届きました。

もうちょっと時間がかかるものかと思ってたので、意外とスムーズでしたね。

 

さぁ売れるだろうか?と期待していましたが…

 

再生数が少ない

売れる云々の前に、そもそも再生されません!

2〜3日に1再生とかそんなペースですかねw

 

めげずに、ひとまず3月は計10曲(5曲×2パターンずつ)登録しました。

再生数が多い曲でも、せいぜい1日1回とかでしたね。

その状況ではやはり1曲も売れません。

※2020年5月4日追記

再生数ですが、後述する検索順位に大いに左右されます。

現在、僕の曲で多いものだと、コンスタントに1日20〜30再生されているものもあります。

そこで・・・!

オーディオストック用に書いてみた

狙って作曲したら売れた!

このままでは悔しいので、売れるように"狙って"みました。

どんな曲を書こうかなと模索していたところ、

ちょうど、『藤本健の“DTMステーション” 』でオーディオストックの記事を見つけました。

 

www.dtmstation.com

この中に、

“ビデオとかゲームのBGMとして使いやすい曲が売れています。具体的にいうと、適度な盛り上がりがあり、曲の進行に展開があるものです。”

という記述を見つけ、フムフムなるほど、と、2曲作ってみました。

 

それが、

と、 

です。

 

そしたら、どっちも売れました!

4月2日に登録して、販売開始日は忘れましたが、

上の曲が4月18日に、下の曲が4月22日に初めて売り上げを記録しました。

 

やはり狙わないと売れない

その後、ほかの作品もちょこちょこと売れましたが、

やはり、オーディオストック用に狙って書かないと売れにくいかなという印象です。

過去のボツ曲は、他の目的で作った曲なので用途が限定されていて、敬遠されるのかもしれません。

 

もちろん、まだ登録して日が浅いので、今後どのような曲が売れるか分かりませんけどね。

 

売れるために意識していること

オーディオストックで楽曲が売れるために僕が意識していることです。

一行説明を工夫する

オーディオストックでは、曲名とは別に、「一行説明」という、楽曲を端的に説明する文章も登録する仕組みになっています。

例えば、先ほど紹介した曲でいうと、「澄んだ朝、始まりを〜」という部分が一行説明。曲名は別にあります。

 

ここは楽曲の登録後にいつでも変更できるので、再生数の伸びない曲はたまに変えています。

 

聴いてもらわないことには売れませんからね。

検索に引っかかりそうなワードを入れます。

 

実際に検索してみる

で、実際に検索して、検索順位が上位に来るか確かめます。

 

たとえば「朝」というワードで検索した場合、全体で685曲がヒットしますが、「朝や始まりを感じさせる明るい曲」はトップページの50曲以内に入ってきます。

「始まり」でも255曲ありますがトップページに入ってきます。

 

※2020年5月4日追記

検索順位は変動します。

オーディオストックの登録曲数自体が増えており、登録から3年が経った現在、「朝」で検索すると全体で2500曲以上(!)がヒットし、僕の曲は下位に沈んでしまっています。

 

上位に来るのは、需要がある(とオーディオストック側が判断した)曲のようで、僕の曲だと、https://audiostock.jp/audio/115415https://audiostock.jp/audio/799053などはかなり上位に入ってくれます。

 

とはいえ、やはり一行説明は大事なようで、上位の曲でも、曲調と関係のないキーワードに変更すると順位が下がってしまいました。

2ページ目以降になってくると実際に聴かれる回数は落ちるでしょうから、この上位50曲以内というのはひとつの目安ですね。

もちろん、ニッチすぎるワードだとそもそも検索されないので、バランスが重要です。

 

映像で使いやすそうな曲にする

MAエンジニアの知り合いが何人かおり、どんなBGMが映像で使いやすいかという話をしたことがあるのですが、

「きっちりした終わりがある曲がいい」というのは皆おっしゃいますね。

「頭と終わりで繋いでジングルっぽく編集できる曲」というのも聴いたことがあります。

ブツ切りで終わったり、サブドミナントで終わったりというような余韻を残す終わり方は適さないということですね。

 

審査はシビア?

楽曲の審査があると書きましたが、普通に音楽として成立していたらまず落ちることはないのではないでしょうか?

ノイズにだけはシビアです!

曲の終わりの方で小さく「プツッ」というノイズが入ってしまい、審査に落ちたことがあります。

EastWestの音源が暴れたのが原因でした。

このメーカーの音源はオフラインで書き出すと挙動が怪しいことがありますね。

実時間で書き出しなおして、無事審査を通りました。

 

また、変にアナログを通したがために、ホワイトノイズ混入という理由で落ちたこともあります。

これも、アナログを通す前の状態で提出したらすんなり通りました。

 

「プツッ」は論外としても、「サーッ」というホワイトノイズでもNGとされてしまいます。

「あえて汚す」みたいなサウンドで審査を通るのは難しいかもしれません。

もちろん、演奏上のフレットノイズとか、音楽的なノイズはOKですね。

 

今後もぼちぼち増やしていきます

ストック曲で収入を得られるというのは中々美味しいですし、

習作する感覚で曲を書いていくのも、自分のスキルを磨くことに繋がりそうですね。

そんなわけで、今後もオーディオストックの曲をマイペースながらも増やしていきます。

 

 

その後について記事を書きました!

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継続で利用する予定がある方はサブスクの方がおすすめです!

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