おとてく

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作曲家/レコーディングエンジニア。フリーランスでギリギリ生きていけてる33歳が書くメディア。

コードが分かると作曲が出来る!「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう!」編 その3〜リレイテッドⅡm7〜

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「コードが分かると作曲が出来る!」シリーズ、 

今回は「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう」の3回目として、リレイテッドⅡm7というものを紹介します! 

 

過去の記事は

①  「作曲に使うコードを知ろう!」編

②  「作曲にはコードの順番が大事!」編

③  「コードを楽器へ割り振ろう!」編

④-1モーダルインターチェンジ

④-2セカンダリードミナント 

 

リレイテッドⅡm7

「リレイテッド・ツーマイナー・セブン」と読みます。

 

前回紹介したセカンダリードミナント のコードをⅤとみなしたときに、そのみなしⅤへツーファイブ進行が出来るⅡm7のことです。*1

ツーファイブについては、コードが分かると作曲が出来る!「作曲にはコードの順番が大事!」編をどうぞ!

 

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Cメジャーキーでいうと、A7B7C7D7E7セカンダリードミナントとなります。

そして、このセカンダリードミナントをとみなしたときにⅡm7になるコードがリレイテッドⅡm7です。

A7をⅤとみなせば、Em7Ⅱm7になるし、

B7をⅤとみなせば、F♯m7Ⅱm7になるし・・・(以下略)という考え方ですね。

 

この、リレイテッドⅡm7みなしⅤ への進行のうち、よく使われるものを1つ、実例つきでご紹介します! 

 

 

 

Gm7→C7

これ、ド定番です。

ちなみにCメジャーキーという前提で書いています。

C7(本来はⅠ7ですね)をⅤとみなしたとき、Gm7リレイテッドⅡm7になります。

Gm7C7とツーファイブ進行するわけです。 

そして、C7はセカンダリードミナントとしてFM7に進みたがるわけですね。

 

実例を挙げてみましょう。

 

【参考楽曲】AKB48『365日の紙飛行機』

サビに登場します。

1:21あたりから聴いてみましょうか。

 

まず原曲キー(Gメジャーキー)のコード進行はこちら。

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赤文字リレイテッドⅡm7です。

セカンダリードミナントであるG7(本来のⅠ7)をⅤとみなしている訳です。

ということはその後はⅣ、つまりこのキーならCですね。

 

Cメジャーキーに直してみてみましょう。

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こうなります。

 

 

別の曲も聴いてみましょう。

 

【参考楽曲】back number『花束』

こちらもサビに登場。

1:41あたりからチェック。

 

まずは原曲キー(Dメジャーキー)で。

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赤文字リレイテッドⅡm7で、

セカンダリードミナントであるD7(本来のⅠ7)をⅤとみなしています。

この後はもちろんⅣが続きます。つまりこのキーならGですね。

 

ちなみに、2小節目のF♯7は泣きⅢ7ですね。

 

では、Cメジャーキーに直してみましょう。

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このように、後半のコード進行が先ほどの『365日の紙飛行機』と同じだということが分かります。

 

 

同じパターンが用いられている曲

・秦基博『ひまわりの約束』

サビの、

「君のために出来ることが 僕にあるな」の部分がリレイテッドⅡm7です。

もちろん、この後はみなしⅤである本来のⅠに進行し、その後はⅣに行きます。

 

 

・槇原敬之『遠く遠く』

サビの、

「僕のことがわかるよう」の部分リレイテッドⅡm7です。

やはり、みなしⅤである本来のⅠに進行し、その後はⅣに行きます。

  

 

今回はここまで!

次回も「ダイアトニック以外のコードを使ってみよう!」編はまだまだ続きます!

  

 

 

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*1:「みなしⅤ」なんて名前は僕が勝手につけました。