スネアのマイクを聴き比べてみました!
使用機材
マイク
SHURE SM57
AUDIX i5
SENNHEISER MD421
AKG C480B
Electro-Voice Cardinal
スネア
Pearl Custom Alloy SensiTone スチールシェル
ヘッド
EVANS Level360 G1コーテッド
HA
Avid Pre
音はこんな感じ
YouTubeにアップしてみました。
普通のショット、リムショット、スネアのみのビート、3点(BD、SN、HH)でのビートという具合に叩いています。
また、ノーミュートとガムテミュートの両パターンを収録しています。
EQ、コンプは一切していません。
SHURE SM57
ダイナミックマイク。
まずはスネアマイクの定番。
ほとんどの人がファーストチョイスに挙げるであろう57(ごーなな)ですね。
結果
やや固めのカラっと乾いた音で録れました。まぁ予想通りというか、普段聴き慣れた音です。
SM57はナチュラルな音のマイクと形容されたりもしますが、むしろクセがすごい!マイクです。
でも、そのクセが気持ちいいし、聴き慣れているからスタンダードに感じるんですね。
やはり安心のブランドでした。
AUDIX i5
ダイナミックマイク。
欧米のレコーディング映像を見るとよくスネアに立っているi5。
日本ではあまり見かけませんが、さぁどうでしょうか。
結果
第一印象は、空気感があるなという感想。悪く言うと、遠くに聞こえるとも言えますね。
クリスピーな音で、SM57とはまた違う固さです。
意外とレンジは広く、チリチリした超高域も拾っています。
SENNHEISER MD421
ダイナミックマイク。
タムやパーカッションの定番マイク、通称「くじら」ですね。
本来はヴォーカルマイクとして開発されたというのは有名な話。
結果
想像してた音と違いました!
タムに立てたときのような、ふくよかさとアタックの両立を期待したんですが、ふくよかな感じはしませんね。
むしろパリっとした響きだなという印象です。
低域成分は多く録れてるんですけどね。
なのにふくよかさを感じないのは、スネアの美味しいところよりも下のローが出てるからなんでしょうね。
やはりタムのファーストチョイスでしょうか。
スネアに立てるとしたら、ローピッチにチューニングされたスネアの時に試してみたいです。
AKG C480B
コンデンサーマイク。
最近ではハイハットの定番「C451(しごいち)」から置き換わっている感のあるマイク。
高域に特徴のあるマイクですが、どう録れるでしょう?
結果
ハイはやっぱり多いです。なのでスナッピーのシャリシャリしたところがキレイに出てますが、ヘッドの音やシェルの鳴りはむしろ大人しくやや暗い印象です。
もっとキツイ音で録れるのかなと想像していたんですが、意外や意外。優しい曲にも合いそうなスネアになりましたね。
Electro-Voice Cardinal
コンデンサーマイク。
BLUEとの共同開発の製品。製造は終了していて、現在は中古しか手に入らないのではないでしょうか。
結果
ふくよかな音ですね。アタックも、固いとまでは言えませんが十分あります。
レンジも広くてハイもスーっと伸びていますね。
結構温かみがあるので、タムやアコギとも相性がよさそうです。
まとめ
五者五様ですね!
やはりSM57は聴き慣れた音で、定番と呼ばれる安心できるマイクです。
Cardinalがスネアに意外といいのは発見でした。おすすめできますね。
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