僕は今年34歳になるアラサー世代です。
専門学校講師の仕事もしているので、20歳前後の若い人たちと話す機会が多いのですが、そこで最近あることに気づきました。
アラサー、アラフォー世代からすれば流行りまくった曲。
…なのに、ほかの世代には全然浸透してないぞ!?という曲があるんです!
いや、さすがにね、『負けないで』とか『ロマンスの神様』とか『WOW WAR TONIGHT』とかは通じるわけですよ。今でもTVで流れるので。
けど、アラサーアラフォー世代と若者世代では、認知度に格差がある曲もたくさん。
そこで、20歳前後の人たちに訊いて、J-POP懐かしの名曲の認知度調査をしてみました!
(調査対象:18歳〜21歳の男女25名)
YouTubeのリンクはオフィシャルの動画が存在しているもののみ。
オフィシャルが無い場合はiTunesの試聴を貼ってあります。
若者に伝えたい名曲!ランキング形式にしてまとめました!
それでは、いってみましょう。
10位『ひだまりの詩』Le Couple 1997年
若者認知度 24%
ドラマ「ひとつ屋根の下2」の挿入歌。
切ないメロディーに澄んだ歌声が心地いい名曲です。
この年のオリコン年間チャートで3位、ミリオンを達成しました。
…にも関わらず、若者は知らない。教科書に載ったはずなのに知らない。
9位『if…』DA PUMP 2000年
若者認知度 16%
DA PUMPで最も売れた曲。
DA PUMPはメンバーチェンジを経て今も活動中なのですが、残念ながら若者世代への認知度は低いようですね。
サビでKENさんのラップが絡んでくるところが最高に格好良くて、当時よく真似してました。
8位『夢を信じて』德永英明 1990年
若者認知度 12%
アニメ「ドラゴンクエスト」のエンディング曲。
德永英明はモノマネする人も多いですが、「Rainy Blue」「輝きながら…」「壊れかけのRadio」が強いのか、この曲は若者世代には浸透してないですね…残念。
7位『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』YEN TOWN BAND 1996年
若者認知度 12%
岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」の中に登場する架空のバンドがYEN TOWN BAND。
小林武史プロデュースで、歌っているのはCHARAです。
岩井俊二×小林武史というと、「リリイ・シュシュのすべて」でいうところのSalyuですね。
6位『旅人よ 〜The Longest Journey〜』爆風スランプ 1996年
若者認知度 8%
「進め!電波少年」での猿岩石ヒッチハイク企画の応援歌。
サンプラザ中野、パッパラー河合両氏が現地まで追いかけていって、猿岩石のために歌ってたのが印象的でした。
けど、猿岩石が帰国後に歌った『白い雲のように』の大ヒットの陰に隠れてしまった感がありますね。
5位『ラストチャンス』Something ELse 1998年
若者認知度 8%
この曲も電波少年。正確に言うと「雷波少年」の企画で、メンバー3人が共同生活を送りながら生み出した曲。
この曲が売れなければ強制的に解散という条件でリリースされ、見事1位を獲得した曲です。
この後にリリースされた『さよならじゃない』も、僕は大好きです。
4位『KNOCKIN' ON YOUR DOOR』L⇔R 1995年
若者認知度 4%
昨年、48歳の若さでお亡くなりになってしまった黒沢健一さん率いるバンド。
ポップセンスの塊のような曲。
当時小6の僕にサビの英語は全く聞き取れませんでした。
セピア色のPVがめっちゃオシャレに見えた記憶。
3位『一番偉い人へ』とんんるず 1992年
若者認知度 0%
3位にして早くも認知度0%を達成してしまった…!
とんねるずもマジメな曲を歌っておりました。
オリコン1位まで獲得してるのに、若者世代には浸透してないですね。
この曲だけはYouTube公式動画、iTunesともに無かったです…。
Amazonではプレミアがついてるたいで、価格が高騰してます…!
2位『ESCAPE』MOON CHILD 1997年
若者認知度 0%
「金田一少年」や「家なき子」を生んだ日テレ土9枠のドラマ「FiVE」の主題歌。
ドラマの内容はいっさい覚えていないが、カラオケに行けばアラサーアラフォーの誰かが歌う。そんな曲。
GLAY、ラルク、LUNA SEAといったハードめな音のバンドが全盛のなかで、こういうオシャレな曲は異質だったのを覚えています。
もしかしたら10年後に出てきた方が売れていたのではないかと思わせるバンドですね。
1位『DA.YO.NE』EAST END × YURI 1994年
若者認知度 0%
「イーストエンドプラスユリ」と読みます。
多くのアラサー、アラフォーがこの曲でヒップホップ童貞を卒業したのでは。
詞はGAKU-MCとMummy-Dの共作。超豪華。
ヒップホップ好きの若者も多いので1〜2人は知っているかと思いましたが、甘かったです…。
数多くのご当地バージョンもリリースされ、
大阪弁バージョンは今田/東野に武内由紀子、北海道弁バージョンは鈴井貴之、
博多弁バージョンは博多華丸に板谷由夏が参加と、本家に負けず劣らず超豪華なメンバーでした。
おわりに
いかがだったでしょう?
この調査中に、「この曲は親が聴いてた!」という台詞に何度も出くわし、若干心が折れそうです。
逆にこの10曲を知ってる若者はチャンス!
新卒社会人なんかはカラオケで歌えば、アラサーアラフォー上司の心をガッチリと掴むこと間違い無しですよ!
この記事を書いた人のTwitterはこちら。