現在ではどのDAWも64bit環境が当たり前になっていますね。
プラグインメーカーもそれに追随して、ほとんどの音源やエフェクトは64bitへの対応が完了しました。ですが、フリーソフトや生産終了品など、一部のプラグインは未だに32bit版しか存在していません。
そんな32bitプラグインを64bit環境でも使えるようにするのが「ブリッジ」です。
以前はCubaseとかのDAWでブリッジ機能が標準搭載されてたんですけどね。
今ではほとんどのDAWからなくなっちゃいました。
64bitプラグインが普及するまでのつなぎ的な役割だったんでしょう。
だけどまだまだ32bit版しかリリースされていないプラグインはたくさんあります!
そこで、Windows環境で*1安定してブリッジできる「jBridge」をご紹介します!
購入方法、インストール方法、使い方を見ていきましょう。
購入方法
jBridgeのページ ( jstuff.wordpress.com/jbridge/ )に飛んでください。
デモバージョンで確認
念のため購入前にデモバージョンを試しておくことをオススメします。
画面上の「jBridge 1.75 demo」をクリックしてダウンロードしてください。
デモバージョンは20分間のみの動作となっていますが、製品版の使用方法と同じです。
これで問題なくブリッジできたら、製品版を購入しましょう!
製品版の購入
購入は画面下の「Buy Now」から。
各種クレジットカード、PayPalでの支払いに対応しています。
14.99EURですので、日本円で1,930円くらいですね。(2021年2月現在)
支払い後24時間以内に、製品が添付されたメールが届きます。(僕の場合は約5時間後に届きました)
製品版のインストール方法
※購入時期によって微妙にインストール方法は変わるようですので、メールに記載のインストール方法をよく確認してください!
僕の場合は以下のような手順でした。
1.メールに添付のzipファイルをダウンロード
2.解凍して任意のフォルダに入れる
3.ファイルの拡張子を「.7z」に変更
解凍されたファイルはそのままでは使えません。
拡張子を「.7z」に変更してください。
たとえば、ファイルの名前が "ototeku.RENAME_EXTENSION_TO_7z"だった場合は、 "ototeku.7z"に変更します
4.7-zipで解凍
.7zファイルは7-zip( www.7-zip.org )など一部の解凍ソフトでしか解凍できないので、持っていない場合はDLしてください。
パスワードを使って解凍します。
パスワードはメールに書いてあります。
僕の場合は、「using the password: ○○○○」という文面でした。
○○○○に当たる部分がパスワードですので、解凍時にそれを入力します。
5.インストール
解凍された.exeファイルを開き、指示に従ってインストールします。
使用方法
※事前に、変換したい32bitプラグインをひとつのフォルダにまとめておくとスムーズです。
スタートメニューからjBridgeを開くと最初に以下の画面が開きます。
64ビットホストで使用しますので、「I'll be using a x64 (64-bit)host.」を選びましょう。
「Create bridging files inside a directory I'll specify ->HIGHLY recomended!<-」を選びます。
変換したい32bitプラグインが入っているフォルダを指定します。
変換後のファイルをどこに入れるかを指定します。
通常DAWで使用しているプラグインが入っているフォルダでOKです。
変換が完了したら「○ file(s) bridged for using in your 64-bit VST host.」と表示され、終了です!
DAW上で問題なくプラグインが使えるか、確認してみましょう!
おわりに
ということで、jBridgeのご紹介でした。
僕の場合はWindows 10、Cubase Pro 9.5という環境で、今のところ全ての32bitプラグインが安定して使えています。
64bit環境に移行したら古い32bitプラグインが使えなくなった!という方、
良さげなフリープラグインを見つけたと思ったら32bitオンリーだった!という方、
ぜひ一度お試しください!
(念のためデモバージョンで試すのをお忘れなく!)
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