おとてく

おとてく

作曲家/レコーディングエンジニアが書く、DTM、作曲、レコーディングメディア。

当ブログは、アフィリエイト広告を利用、またはプロモーション記事を含む場合があります。

Q.スピーカーには絶対にスピーカーケーブルを使わないとダメなんですか?

f:id:oto_tech:20210206133005j:plain

Q.スピーカーには絶対にスピーカーケーブルを使わないとダメなんですか?

スピーカーケーブルというのがあると聞きました。
その名の通り、スピーカーにはスピーカーケーブルを使わないといけないのですか?

 

A.スピーカーの種類によって異なります。

こんにちは。
A.TARUI(@ototekublog)です。

スピーカーには大きく分けてアクティブスピーカーパッシブスピーカーの2種類があります。
このうち、スピーカーケーブルを使うのは、パッシブスピーカーの場合のみです。
詳しく見ていきましょう。

 

アクティブスピーカー

アクティブスピーカーというのは、スピーカーの内部にパワーアンプが内蔵されているタイプのスピーカーです。

パワードスピーカーともいいます。

 

DTM、宅録で使うようなモニタースピーカーは大抵がこのタイプになっています。

 

パワード・スタジオモニター 一覧 | サウンドハウス

 

パッシブスピーカー 

それに対してパッシブスピーカーアンプが内蔵されていないタイプのもので、有名なところでいうとYAMAHAのNS-10M(通称"テンモニ")がそれです。

アンプが内蔵されていないので、パッシブスピーカーを使用する際には別途パワーアンプが必要となります。

 

PA用途のスピーカーや、レコーディングスタジオにある大型のモニタースピーカーもパッシブであることが多いです。

 

スピーカーケーブルを使うのはこちらのタイプです。 

そもそもスピーカーケーブルというのは、パワーアンプから出た音声信号をパッシブスピーカーに入力する際に使うケーブルです。

  

 

そして、アクティブスピーカーには通常のマイクケーブルを用います。

 

アクティブとパッシブの見分け方はありますか?

自分が買ったスピーカーがアクティブなのかパッシブなのか分かりません。

 

見分け方は簡単です。

アクティブスピーカーの場合は、内蔵されているパワーアンプを動かすための電源が必要です。
なので、電源ケーブルを繋ぐ必要があればパワードスピーカーなければパッシブスピーカーであると判断できます。

 

f:id:oto_tech:20210206163212p:plain
アクティブスピーカーの裏面。電源ケーブルの差込口があるのが分かる。

 

こちらはアクティブスピーカーYAMAHA MSP5 STUDIOの裏面を見た写真です。

内蔵のパワーアンプを駆動させるため、電源が必要です。

 

オーディオインターフェイスやモニターコントローラーから、マイクケーブルを使って繋ぎます

 

 

 

f:id:oto_tech:20210206163208p:plain
パッシブスピーカーの裏面。電源を取る必要が無い。

こちらはパッシブスピーカーElectro-Voice ZX1-90Bの裏面を見た写真です。

 

パワーアンプからの音声信号を入力するのにスピーカーケーブルを使います