Q.スピーカーには絶対にスピーカーケーブルを使わないとダメなんですか?
スピーカーケーブルというのがあると聞きました。
その名の通り、スピーカーにはスピーカーケーブルを使わないといけないのですか?
A.スピーカーの種類によって異なります。
こんにちは。
A.TARUI(@ototekublog)です。
スピーカーには大きく分けてアクティブスピーカーとパッシブスピーカーの2種類があります。
このうち、スピーカーケーブルを使うのは、パッシブスピーカーの場合のみです。
詳しく見ていきましょう。
アクティブスピーカー
アクティブスピーカーというのは、スピーカーの内部にパワーアンプが内蔵されているタイプのスピーカーです。
パワードスピーカーともいいます。
DTM、宅録で使うようなモニタースピーカーは大抵がこのタイプになっています。
パッシブスピーカー
それに対してパッシブスピーカーはアンプが内蔵されていないタイプのもので、有名なところでいうとYAMAHAのNS-10M(通称"テンモニ")がそれです。
アンプが内蔵されていないので、パッシブスピーカーを使用する際には別途パワーアンプが必要となります。
PA用途のスピーカーや、レコーディングスタジオにある大型のモニタースピーカーもパッシブであることが多いです。
そして、
スピーカーケーブルを使うのはこのパッシブスピーカーの方。
そもそもスピーカーケーブルというのは、パワーアンプから出た音声信号をパッシブスピーカーに入力する際に使うケーブルです。
そして、アクティブスピーカーには通常のマイクケーブルを用います。
アクティブとパッシブの見分け方はありますか?
自分が買ったスピーカーがアクティブなのかパッシブなのか分かりません。
見分け方は簡単です。
アクティブスピーカーの場合は、内蔵されているパワーアンプを動かすための電源が必要です。
なので、電源ケーブルを繋ぐ必要があればパワードスピーカー、なければパッシブスピーカーであると判断できます。
こちらはアクティブスピーカーYAMAHA MSP5 STUDIOの裏面を見た写真です。
内蔵のパワーアンプを駆動させるため、電源が必要です。
オーディオインターフェイスやモニターコントローラーから、マイクケーブルを使って繋ぎます。
こちらはパッシブスピーカーElectro-Voice ZX1-90Bの裏面を見た写真です。
パワーアンプからの音声信号を入力するのにスピーカーケーブルを使います。