api550をモデリングした、Overloud「GEM EQ550」のレビューです。
3月12日~19日までの期間限定でなんと無償!
ただし1日限定1000ライセンスとのことなのでお急ぎを!
情報元はこちら。
Computer Music Japan | DTM・シンセサイザーのセール・新製品など音楽制作情報サイト
セールなど最新情報をイチ早くゲットできるおすすめサイトです!
早速apiの実機と比べてみました!
GEM EQ550の概要、使い方
まぁ普通のEQです。
わかりにくそうなところだけ挙げておきます。
①L/F、H/F
LOW、HIGHそれぞれのバンドをピーキングにするかシェルビングにするかのボタン。
シェルビングの時に光ります。
②CUE、ON
「ON」を押さないとそのバンドは効きません。
「CUE」で、現在設定している周波数の音だけを強調してモニターできます。
③FILTER
バンドパスフィルター。
50Hzから15kHzの帯域だけを通過させるフィルターです。
本家との違い
本家550はツマミが「カチッ」とステップ式で、決まった周波数しかいじれないんです。
ある意味、悩まなくて済むとも言えるんですが、痒いところには手が届かない。
GEM EQ550は中間の周波数もさわれるので、使い勝手は良いですね。
GEM EQ550はa?b?
本家apiの550にはaとbがあるんですが、GEM EQ550はどちらかといえばaに近いですね。
本家550aは3バンドのEQ、550bは4バンド。
GEM EQ550は4バンドなので一見bのモデリングなのかなと思いますが、
GEMの方よ〜く見たら真ん中2つの周波数は全く同じです。
550aの特徴でもあるバンドパスフィルターがある点や、さわれる周波数のポイント等からしても550aの方でしょうね。
ちなみに実機はこういうやつ。
こんな感じの専用ラック(通称"ランチボックス")に挿して使うモジュールです。
聴き比べ
カット方向、ブースト方向それぞれの聴き比べをしてみます!
差が出やすいよう極端に、カットは12dB、ブーストは6dBで。
バスドラム 12dBカット
オリジナル→実機で50Hzを12dBカット→プラグインで50Hzを12dBカット→
実機で100Hzを12dBカット→プラグインで100Hzを12dBカット→
実機で1.5kHzを12dBカット→プラグインで1.5kHzを12dBカット→
実機で3kHzを12dBカット→プラグインで3kHzを12dBカット→
実機で5kHzを12dBカット→プラグインで5kHzを12dBカット→
実機で7kHzを12dBカット→プラグインで7kHzを12dBカット
の順で収録しています。
バスドラム 6dBブースト
オリジナル→実機で50Hzを6dBブースト→プラグインで50Hzを6dBブースト→
実機で100Hzを6dBブースト→プラグインで100Hzを6dBブースト→
実機で1.5kHzを6dBブースト→プラグインで1.5kHzを6dBブースト→
実機で3kHzを6dBブースト→プラグインで3kHzを6dBブースト→
実機で5kHzを6dBブースト→プラグインで5kHzを6dBブースト→
実機で7kHzを6dBブースト→プラグインで7kHzを6dBブースト
の順で収録しています。
スネア 12dBカット
オリジナル→実機で50Hzを12dBカット→プラグインで50Hzを12dBカット→
実機で100Hzを12dBカット→プラグインで100Hzを12dBカット→
実機で1.5kHzを12dBカット→プラグインで1.5kHzを12dBカット→
実機で3kHzを12dBカット→プラグインで3kHzを12dBカット→
実機で5kHzを12dBカット→プラグインで5kHzを12dBカット→
実機で7kHzを12dBカット→プラグインで7kHzを12dBカット
の順で収録しています。
スネア 6dBブースト
オリジナル→実機で50Hzを6dBブースト→プラグインで50Hzを6dBブースト→
実機で100Hzを6dBブースト→プラグインで100Hzを6dBブースト→
実機で1.5kHzを6dBブースト→プラグインで1.5kHzを6dBブースト→
実機で3kHzを6dBブースト→プラグインで3kHzを6dBブースト→
実機で5kHzを6dBブースト→プラグインで5kHzを6dBブースト→
実機で7kHzを6dBブースト→プラグインで7kHzを6dBブースト
の順で収録しています。
※SoundCloudへのアップロードエラーのためか、再生環境によってはノイズが乗るようでしたので差し替えました。(2018年3月17日)
という感じです。
傾向としては似てますね!
ただGEM EQ550の方がカット/ブーストともに効きがいい感じ。
悪くいうと大袈裟。
でも個人的には、実機よりもこっちの方が使いやすいかも。
アナログ感の味付け
いわゆる"通すだけ"にも使えるプラグインです。
実機の550はそうでもないんですが、GEM EQ550は通すだけでも倍音が付加されて音の雰囲気が変わります。若干ですが。
上の図は1kHzのサイン波をプラグインと実機にそれぞれ通した際の周波数です。
左のGEM EQ550はちょうど倍の周波数が足されてますね。
実機のapi550は通しただけだとほとんど音は変わりませんでした。
こういったモデリング系プラグインにはありがちな傾向ですが、アナログ感の味付けを売りにする為にちょっと大袈裟にシミュレートしてますねw
ダウンロードはこちらから!(現在無償提供期間は終了しています)
この記事を書いた人のTwitterはこちら。