おとてく

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作曲家/レコーディングエンジニア。フリーランスでギリギリ生きていけてる35歳が書くメディア。

打ち込みが生に聞こえるドラム音源を見つけました!【T.K.D.-G1-Extreme】

 

 

YouTubeからお越しの方は既にご覧になったかと思いますが、こんな動画をアップしてみました。

全部打ち込みです。

生ドラムの音は1ミリも混ぜていません

 

先日、新しいドラム音源を購入しまして、

そのあまりのクオリティの高さに興奮してこんな動画を作ってみたんです。

その音源はT.K.D.-G1-Extremeというもの。

どんな風に打ち込んだの?

今回の動画の制作手順をご紹介します!

トリガー

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まずはSlate DigitalのドラムリプレイサーTRIGGER2で、実際に叩いたドラムをトリガーしました。

トリガーについては、過去記事 【ドラム差し替え】ドラムリプレイサーSlate Digital TRIGGER2を導入してみた!【プラグイン】 をご覧ください。

 

ただし、マイクを立てたのはタイコ類(キック、スネア、タム、フロアタム)だけです。

それらはTRIGGER2でMIDI変換して、シンバル類はイチから打ち込みました。

 

そして動画の0:23〜は本物のドラムを叩いていないので、オール打ち込みです。(前半部をほぼコピペしたものですが)

 

差し替え

続いて、そのMIDIデータを、T.K.D.-G1-Extreme(以下、Extreme)で差し替え。

 

書き出したオーディオデータを映像に貼り付けて完成!と言うわけです。

 

Extreme凄い

今回の打ち込みはこの音源がないと実現しませんでした!

 

Extremeがいかに凄いか、

ドラム音源の代表的な2つ、Addictive Drums2BFD3でも打ち込んでみましたので、聴き比べてみましょう。 

 

3つともEQ、コンプ等のエフェクトはゼロ。

フェーダーバランスのみ調整しています。

特に顕著なのはスネアの違い!

3つとも、TRIGGER2で検出したベロシティのまんまで鳴らしてるんですが、

Extreme以外の2つはスネアが不自然です。弱すぎたり強すぎたり。

 

もちろん、ベロシティを調整してやればもう少し自然にできます。

が、、、それだと「俺の叩いたドラムとちがーう!」ってなっちゃいます。

生のニュアンスとは別物になってしまうわけです。

 

ちなみに、スネア以外はAddictiveとBFDもきちっと調整して打ち込んでます。

わざと下手に打ち込んだりはしてません。 

それでもExtremeの圧勝じゃないですか?

 

T.K.D.-G1-Extremeってどんな音源?

ExtremeはT.K.Drums@情報用アカウント (@_TKDrums_kousik)さんが個人で制作されている音源です。

こちらでDL販売されています。

 

マイク毎に出力されます

Extremeは、ドラムのパーツ毎ではなく、マイク毎に出力するという考え方の音源です。 

他のパーツの音の"カブり"まで収録しているため、超リアルでドラムらしい音が出るんですね。

 

例として、タムのマイクだけをソロにしたものを聴いてみましょう。 

生ドラムを録音したことがある方なら、このリアルさが分かるんじゃないでしょうか。

 

ショット数が豊富です

たとえばハイハットなんかは21種類(!)ものショットが収録されています。

ハイハットって閉め具合で音が変わりますし、エッジを叩くのかボウを叩くのかでも音が変わりますからね。

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上はDL販売ページからお借りした画像ですが、これだけのショットとベロシティレイヤーが収録されています。 

 

サウンドフォントです

サウンドフォントプレイヤーSforzandoでの使用を前提とされています。

Sforzandoはフリーなので、持っていない人はこちらからGETしましょう。

 

使用準備

①Sforzandoをインストール

インストールはひたすら「次へ」をクリックしまくれば出来るので超簡単です。

 

 

②あらかじめExtremeを特定のフォルダに入れておく

僕の場合はDドライブに「#Sf2Files」というフォルダを用意しまして、その中に入れてあります。(ちなみに「Sf2」ではなく「Sfz」が正しいですが気にしない)

フォルダ名は何でもいいです。

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③Sforzando側でファイルの場所を指定

DAW上でSforzandoを立ち上げたら、

SETTINGS」タブの「User files path」で先ほど用意したフォルダを指定します。

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④Extremeを読み込む

INSTRUMENT : empty」となっている所をクリックすると、

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User」内に音源が表示されます。

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ここから音源を読み込みましょう。 

使い方

前述したように、Extremeは、ドラムのパーツ毎ではなく、マイク毎に出力するという考え方の音源です。 

「Individual Output」というフォルダ内にキックやスネア、タムといった各ポジションのマイクの音が収録されていますので、これらを全て読み込んでください。

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各マイクを読み込むと全部で14個のインストゥルメントトラックになります。

 

この14トラックを、同一のMIDIデータで再生します。

キックのトラックだからといってキックだけを打ち込むのではなく全パートを打ち込むということです。

それによってカブりが鳴るわけです。

 

 

ところで、上の写真には同じMIDIトラックが3つありますよね。

これは何故かと言うと、Cubaseでは1つのMIDIトラックから最大で5つのインストゥルメントトラックにしか出力できないからです。

(メイン出力×1、MIDIセンド×4の合計5トラック) 

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MIDIセンドから各インストゥルメントトラックに出力したところ

これはあくまでCubaseの場合。

DAWによって異なるところなので、ご自分のDAWに合わせてご使用ください。

 

今後にも期待

既に超高クオリティの音源なんですが、今後アップデートも予定されているようです。

 

その中には「ミスショット系の追加」なんてのもあって期待大。

まぁ実際の制作でミスショットを使う場面がどれくらいあるか分かりませんが笑

 

おわりに

実はこの「生ドラムかと思いきや打ち込みでした!」ってのは以前からやってみたかったんです。

と言うより、やったことあるんです。

 

でもAddictiveやBFDだと、映像に貼り付けた時に打ち込みだということがバレバレになっちゃったので御蔵入りしてたんですよね。

今回、限りなく生ドラムに近いExtremeを手に入れて実現の運びになったわけです。

 

あ!僕この音源ベタ褒めしてますがステマじゃないですからね!

別にキックバックとか頂いてませんから!笑

 

 

リンク:T.K.D.-G1-Extreme

 

 

 

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