今回は、Pro Toolsで頻繁に使用するショートカットコマンドについて。
たくさんのトラックに対して操作を行う場合、1トラックずつマウスをぽちぽちクリックしていくのってストレスなんですよね。
そこで、トラックの選択や入出力の変更、ソロ・ミュート・録音待機ボタンのON/OFF etc...をラクにカンタンにする基本操作をご紹介します。
作曲やMIXのスピードを劇的に早くする操作ですので、ぜひともマスターしてください!
MacとWindowsでは違うキーを使いますので、両方とも紹介します。
(連続する)複数を選択
複数のトラックを選択する方法です。
たとえば1トラック目〜5トラック目までを全て選択したい場合、1トラック目をクリックしたあと、
Shiftを押しながら5トラック目をクリックします。
(Mac、Win共通)
(連続しない)複数を選択
こちらも複数のトラックを選択する方法。
ただし、トラックが連続していない場合です。
たとえばトラックを飛び飛びに選択する場合、
Mac: ⌘を押しながら
Win: Ctrlを押しながら
選択したいトラックをクリックします。
選択されたトラックに対して同じ操作を適用
選択されたトラックに対して同じ操作を適用する方法です。
たとえば入力を全て1chにする、ソロ/ミュートボタンを押すetc...選択されたトラックに対して同じ操作をしたい場合。
そのトラックを選択した状態で、
Mac: Shift + Optionを押しながら
Win: Shift + Altを押しながら
操作をします。
全トラックに同じ操作を適用
選択されている/されていないに関わらず、全トラックに同じ操作を適用する方法です。
Mac: Optionを押しながら
Win: Altを押しながら
操作をします。
どのトラックが選択されていようが、全トラックに対しての適用となります。
選択されたトラックの入出力を順番に変更
入出力のchを1、2、3、4、5、6...というふうに順番に変更する方法です。
たとえば出力を1ch〜6chという順番に変更したい場合、
そのトラックを選択した状態で、
Mac: Shift + Option + ⌘を押しながら
Win: Shift + Alt + Ctrlを押しながら
操作をします。
全トラックの入出力を順番に変更
選択されている/されていないに関わらず、入出力のchを1、2、3、4、5、6...というふうに順番に変更する方法です。
たとえば出力を1ch〜8chという順番に変更したい場合、
Mac: Option + ⌘を押しながら
Win: Alt + Ctrlを押しながら
操作をします。
どのトラックが選択されていようが、全トラックに対しての適用となります。
選択解除
最後に、選択を解除する方法。
すでに選択されているトラックの選択を解除したい場合、
Mac: Optionを押しながら
Win: Altを押しながら
クリックします。
まとめ(覚え方)
選択されたトラックに〜の時は
Mac: Shift + Option
Win: Shift + Alt
そして、そこに順番に変更が加わると
Mac: + ⌘
Win: + Ctrl
が追加されると覚えましょう。
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