トラックボールってご存知ですか?
レコーディングスタジオなんかによく置いてある
↑こういうやつです。
言ってしまうとマウスの代わりですね。
PC画面上のポインタを動かすデバイスです。
僕は2010年頃から、ケンジントンの「ExpoertMouse」というトラックボールを使っています。上の画像のヤツです。6年半くらい使ってますが、もはや普通のマウスには戻れませんね。
普段仕事でよく使うスタジオが4つくらいあるのですが、その全てに同じExpertMouseがあります。それくらいポピュラー。
たまにトラックボールを置いてないとこで仕事をする場合は、絶対に自前のトラックボールを持ち込みます。
なんで普通のマウスじゃだめなのか?
なぜわざわざトラックボールを使うのか?
その中でもなぜケンジントン「ExpertMouse」なのか。
その理由を書いていきます。
理由その① 省スペース
トラックボールは、中のボールを触ることによりポインタを動かすので、本体は固定されています。
一方マウスは、マウス自体を動かして操作しますよね。
トラックボールのサイズ自体はマウスより大きいですが、動かす必要がないので、結果としては省スペースになるのです。
ちなみに、ボール操作は人差し指で、クリックは親指で行います。
理由その② スクロールが簡単
DAWソフトの操作でよく使うスクロール。
特に、トラック数が増えてきた時の縦スクロールは頻繁に使うと思います。
通常のマウスにもスクロール用のホイールが付いていますが、
ちょっとしか動かないし、手が疲れるし、結局画面上のスクロールバーを使っているという人も多いんじゃないでしょうか。
ExpertMouseにはスクロールリングという輪っかがボールの周りに付いており、このリングをくるくる回すことでスクロールが出来ます。
この操作が、指をちょっと動かすだけでいいので本当に疲れない!
簡単にスクロールができます。
理由その③ 操作ミスが少ない
マウスの場合だと、クリックした時にポインタが動いてしまうことがあります。
しかし、トラックボールの場合、ボールを動かさない限りはどんなにクリックしてもポインタが動きません。
これ実は、DTMに限らずトラックボールの最大のメリットかと思います。
ダブルクリックが苦手な人って結構いるんですよ。
1回目のクリックと2回目のクリックの間にポインタが動いちゃう人。
子供とかお年寄りとか、初めてPCを触る人はトラックボールから入ると取っ付きやすいんじゃないかとも思いますね。
繊細な操作もマウスより得意です。
手首で動かすマウスに対して、トラックボールは指先で動かすので、シビアな操作も正確。
ピアノロールでのノートの入力やオートメーションの書き込みなんかにも向いています。
理由その④ ボタン操作のカスタマイズが便利
ExpertMouseには左右クリックのほかに2つのボタンがあり、そこに好きな機能を割り当てできます。
設定はTrackballWorksという専用のソフトで直感的にできます。(ダウンロードはケンジントンの公式サイトから)
ウィンドウの切替に割り当てるもよし、クオンタイズに割り当てるもよし、
よく使う機能がクリック1つでできるので、操作効率が上がります。
理由その⑤ 疲れない
これは本当に大きい!
腱鞘炎にもなりにくいです。
マウスと違い、手首や腕を動かさずに操作できるため、負担がかなり少ないです。
マウスは、ポインタを大きく動かす際に、いったんマウスを浮かせてから置き直し、また動かす必要がありますよね。
けど、トラックボールは指先をちょっと動かすだけです。
下手したら丸一日PCに向かっているDTMerにとって、疲れや手の痛みは大敵!
ですが、僕はトラックボール導入後、手が痛くなったことは全くないです。
いかがでしたでしょうか?
こんな感じの理由から、僕はトラックボールが手放せません。
とくに手の疲れや痛みに悩まされているDTMerの皆様には全力でおすすめしたいですね!
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