BPM(テンポ)から音符の長さ(=秒数)を求めてみました!
DTMでは音符ごとの秒数を知っておくと色々と便利なことがありまして。
たとえばディレイタイム、
リバーブのプリディレイ、
コンプレッサーのリリースタイム*1etc...
BPMに応じた秒数でパラメータを設定することがちょくちょくあります。
そもそもBPMとは・・・。
Beats Per Minute
・テンポの単位 - 一分間の拍数のこと。音楽用語。
出典:Wikipedia
ビーツ パー ミニット=拍 毎 分
要するに、1分間のうちに何拍刻む速さかという意味です。
基本的には4分音符を基準にして考えるので、
「1分間のうちに4分音符を何回刻む速さか」ですね。
BPM=60であれば、4分音符を1分間に60回刻むということですので、
時計の秒針とまったく同じ速さということになります。
と、いうことは、4分音符1つ分の長さはジャスト1秒ですね。
BPM=120であれば、4分音符を1分間に120回刻むということですので、
時計の秒針のちょうど倍の速さということになります。
ではその場合、4分音符1つ分の長さは?
そう!0.5秒ですね。
BPMの数字が大きくなればなるほど、曲のスピードが速くなるということです。
と同時に1つの音符の長さは短くなるということでもあります。
音符の長さを求めてみました!
音符の長さは計算で求められますし、DAWの機能的にも表示させることは可能です。
が、素早く各音符の長さを求めたかったので、自分の備忘録も兼ねて早見表を作ってみました!
ちなみに計算はすごく簡単。
60(秒) ÷ BPM = 4分音符の長さ(秒)
です。
ただ、DTMにおいては秒よりもmsec*2の方が使いやすいので、
60000(msec) ÷ BPM = 4分音符の長さ(msec)
の方がいいでしょう。
4分音符の長さが分かれば、
8分音符はその半分、
16分音符はさらにその半分と求めていけます。
ではでは!
以下に、BPM=60〜240のときの
4分音符、付点8分音符、8分音符、付点16分音符、16分音符の長さをまとめた早見表を掲載します!
単位はmsecですよ〜。
え?240より速いテンポ?
自分で計算してください!笑
60000(msec) ÷ BPM = 4分音符の長さ(msec)
で簡単に求められますからね。
以上!
もちろん実際の演奏はテンポに対して完璧にジャストとは限らないですが、目安にはなりますよ!
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*1:リリースタイムはスレッショルドレベルを下回ってからの時間なので、必ずしも音符の長さとは一致しませんが、ひとつの目安にはなります。
コンプレッサーのパラメータについてはコンプレッサーの使い方をマスターしよう!「パラメータの意味を知る」編をご覧ください。
*2:ミリセカンド、ミリセック、ミリ秒。1000分の1秒のこと。
1000msec=1秒となる。