1年ほど前にバズってた小ネタ。
繰り返し説かれていることですが
— 烏丸蒼一@金曜メ-43b 艦CORE小説だったやつ (@KarasumaS1) 2017年10月18日
・元ネタを知っていると楽しめるのがオマージュ
・元ネタを知らないと楽しめないのがパロディ
・元ネタを知られていると困るのがパクリ
というのは続けて広めていきたいものです。特に若い子らには。
なかなか上手いこと言ってますね!
「元ネタを知られていると困るのがパクリ」ということですが、
作曲をしていると、自分自身も元ネタを知らないで、"無意識に"パクっているということもありうるんですよね。
とはいえ、無意識で似てしまったのか悪意を持ってパクったのかなんて本人にしか分かりっこないです。
似てしまっただけだとしても「パクリだ!」なんて言われたら大変ですから、作曲家は、"無意識のパクリ"をしないように常日頃から気をつけなければいけません。
その助けとなりそうなのが、今回ご紹介する
YAMAHAの弾いちゃお検索です!
弾いちゃお検索とは?
本来は、メロディーは分かるけどタイトルが分からないという曲を、メロディーを弾くだけで検索してくれるサービスです。
これを使って、自分の曲のメロディーが既存曲と似ていないか調べようというわけです。
使い方は非常にカンタンです。
リズムが違っても検索可能!
「メロディーを弾くだけって言ったって、弾けないよ!」という人でも安心。
音符の長い/短い・テンポの早い/遅いは判定の対象外なので、下の動画のようにゆっくり一音ずつ弾けば大丈夫です!
キーが違っても検索可能!
曲のキーが違っても同一メロディーとして判断してくれます!
先ほどはCメジャーキーで弾きましたが、今度はAメジャーキーで弾いてみます。↓
本当に似ているか判断しよう
検索に引っかかったからといって、本当にその曲が似ているとは限りません。
どういうことかというと・・・
リズムが違っても検索できるせいで・・・
前述のとおり、「弾いちゃお検索」ではリズムが違っていても検索可能です。
しかしそのせいで、
「ドレミファソー♪」のようなメロディーも、
「ドレーーミーーファーーーソ♪」のようなメロディーも、同じものとして扱われてしまうのです。
そのため「候補に挙がってきた割に全然似てないじゃん!」ということも往々にしてあります。
試聴して確認!
それを確認するため、「弾いちゃお検索」では検索に引っかかった曲を試聴できるようになっています。
聴けるのは原盤ではなくmidiですが、似ているかどうかの判断には十分でしょう。
(midiデータが登録されているから、キーが違っても検索可能なんですね)
さらに、検索結果からYAMAHAのぷりんと楽譜というサイトに飛んで楽譜を購入することも可能です。
至れり尽くせりのサービスですね。
おわりに
西洋音楽で使われる音はド〜シのわずか7音です。
半音階で考えても12音しかありません。
1曲のなかで使われる音にしぼると7音+αといったところです。
その限られた音の組み合わせでメロディーが成り立っているわけですから、そりゃ偶然に似てしまうこともありえます。
しかし!偶然だとしても、やっぱり盗作は避けなければいけません!
第三者から見たら、それが故意なのか偶然なのかなんて分からないですからね。
ということで今回は、"無意識のパクリ"を防ぐために「弾いちゃお検索」を活用しよう!というお話でした。
この記事を書いた人のTwitterはこちら。