おとてく

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作曲家/レコーディングエンジニア。フリーランスでギリギリ生きていけてる34歳が書くメディア。

DAWで簡単加工!『はじめてのチュウ』的"コロ助声"の作り方

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『はじめてのチュウ』でおなじみのコロ助声コロ助ボイスの作り方です。

正確にいうと、『はじめてのチュウ』を歌っているのは「あんしんパパ」こと実川俊晴氏なので、あれをコロ助声というのはおかしいんですけどね。

かといって、"あんしんパパ声"ではなんのこっちゃなので、ここではコロ助声と呼ばせていただきます。

 

今回はPro Toolsでの作り方をご紹介します。ご了承ください。

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iTunesで曲のファイル形式を変換する方法(iTunesのバージョンは12.7.2)

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今回はiTunesでのファイル形式変更の方法について。

 

iTunesってバージョンによってコロコロ使用方法が変わるんですよね・・・。

最新バージョン(2018年1月8日現在)の12.7.2でのファイル形式変換方法をご紹介します。

WAVAIFFMP3AACAppleロスレスの各ファイル形式へ変換が可能です。

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DAW上でのミックスでもVUメーターは非常に有効!音量の基準を設けよう!

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ミックスをする際につまずきがちなのが、音量の問題です。

「まだミックスの途中なのにマスターフェーダーがクリップした!仕方ないから全部のchのフェーダーを下げよう!」

みたいなことはミックスの初心者に"あるある"なミスで、誰しもが経験することかと思います。

 

また、数曲を同時にミックスしたら曲ごとに音量感がまちまちになってしまった!なんていう失敗も。

 

そこでオススメしたいのがVUメーターです。

VUメーターを使って音量の基準を設けることで、ミックス時の音量問題を解決してしまいましょう!

その使い方を紹介していきます。

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ケーブルのバランスとアンバランスってどう違うの?

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あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします!

 

さて2018年最初の記事は、オーディオケーブルのバランス伝送アンバランス伝送のお話!

 

「バランスはノイズに強い」というのは漠然とご存知の方も多いかと思います。

だけど一体それはなぜなのか、アンバランスとは何が違うのか、といったことを書いていきたいと思います。

 

ではまずはこちらからご覧ください!

グランド ホット コールドとは?

そもそもの話ですが、ケーブルの中身はこんな感じになっています。

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左がバランス伝送

バランスのケーブルの中にはグランドホットコールドという3種類の線が存在しています。

 

右がアンバランス伝送

アンバランスのケーブルの中はグランドホット2種類だけです。 

 

このうち、音声信号が通っているのはホットコールドです。これらを芯線といいます。

 

グランドには音声信号は通っていません。 

ではグランドは何をしているかというと、芯線に外部からのノイズが混入しないように金網で覆っています

これがいわゆるシールドですね。 

 

グランドにはもうひとつ大事な役目がありまして、

それが、機器同士の電位差をなくすということなんですが、それに関してはこちらのサイト様の説明が非常に分かりやすいと感じましたので、ぜひ一度ご覧ください。

(人任せ)

 

とりあえずここまでをまとめます。

バランスのケーブル

2本の芯線(ホット・コールド)をシールドが覆っている」

アンバランスのケーブル

1本の芯線(ホット)をシールドが覆っている」

 

バランス伝送はなぜノイズに強い?

バランス伝送もアンバランス伝送も、どちらとも芯線をシールドが覆っていますので、ノイズ対策は施されています。

 

では、なぜバランスの方がノイズに強いとされているのでしょうか? 

バランス伝送のさらなるノイズ対策 〜同相除去〜

バランス伝送では、

シールドによるノイズ対策に加えて、ホットとコールドの2本の芯線があることによって、さらなるノイズ対策がなされています。

 

それが、同相除去(同相ノイズ除去、common mode noise reduction)と呼ばれる仕組みです。

 

バランスケーブルの中では一体何が起きているのか、DAWで模擬的に再現しましたので、

ご覧ください。

 

 

ホットの芯線には正相の信号が流れています。

コールドの芯線には逆相の信号が流れています。

ホットとコールドでは極性が逆になっているわけです。

プラスマイナスが逆というと分かりやすいでしょうか。

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ホットとコールドではプラスマイナスが逆

 

 

ケーブルの外部から侵入したノイズは、ホット・コールドともに同じように(同じ極性で)乗ります。

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ノイズはホットとコールドの両方に同じように乗る

 

 

最終的に、ケーブルの終わりでコールドの方は位相の極性を180°反転させて元どおり(=正相)にします。 

ということは、ノイズだけが逆相状態になるので打ち消されるという仕組みです。

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コールドだけ極性を反転させた結果、ノイズは打ち消される

実際のケーブルでの見分け方

フォンケーブル

いわゆるフォンケーブルには、図のようにTRSフォンとTSフォンがあります。

(上がTRS、下がTS)

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TRSとTS

①・・・S(スリーブ)

②・・・T(チップ)

③・・・R(リング)

と呼びます。

T(チップ)とR(リング)とS(スリーブ)があるのがTRSフォン。

T(チップ)とS(スリーブ)だけなのがTSフォンということです。

(④は絶縁リング)

 

これらはぞれぞれ、

S(スリーブ)がグランドに、

T(チップ)がホットに、

R(リング)がコールドに繋がっています。

 

つまり、

TRSフォン

バランス(ホットとコールドとグランド)

TSフォン

アンバランス(ホットとグランド)

ということが分かります。  

 

キャノンケーブル

キャノンことXLRケーブルのコネクタは、このように3本のピンから成っています。

(左がメス側、右がオス側)

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XLR

これらはぞれぞれ、

1番ピンがグランドに、

2番ピンがホット*1に、

3番ピンがコールドに繋がっています。

 

つまり、XLRケーブル=バランス伝送に用いられている ということですね。

 

例外 

ただし、TRSフォンには例外があります。

ヘッドフォンなどのステレオケーブル

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イヤフォンやヘッドフォンに使われているケーブルもTRSになっていますよね。

 

ただし、これはバランス伝送ではなく、

T(チップ)に左チャンネルの信号、R(リング)に右チャンネルの信号を流すことで、

1本のケーブルでステレオ信号を送っています。 

インサーションケーブル

やや特殊な例としては、小型ミキサー等のインサート用ケーブルがあります。

http://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/c/classicpro_ins20x2.jpg

インサーションケーブル CLASSIC PRO / INS202

こういうやつです。

 

ミキサー側のインサート端子はT(チップ)を出力側、R(リング)を入力側とすることで、

1本の端子で行き帰りの両方を兼ねています

 

インサート機器側(コンプ等)ではT(チップ)とR(リング)を二股に分岐してTSフォン2本にするという仕組みです*2

 

詳しくはこちらのサイト様が分かりやすいので、ぜひご覧ください。

(またも人任せ)

 

 

 

この記事を書いた人のTwitterはこちら。 

*1:2番をホットとするというのは1992年に国際標準化されたため、それ以前の古い機材だと3番がホットになっているものもあります(グランドが1番というのは昔から変わりません)。

*2:厳密にいうと片方はチップにリングの信号が流れています。

バンドで同期演奏をする場合に必要な機材と接続方法

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バンドの演奏と合わせて、あらかじめ打ち込んでおいた(あるいは録音しておいた)音源を再生することを"同期"と言います。

もうちょっとカッコつけた呼び方だと"シーケンス"なんて言うこともあります。

 

いわゆる"同期モノ"のバンドとして有名なのはUVERworldやTHE MAD CAPSULE MARKETSなどでしょうか?

 

【参考楽曲】UVERworld『IMPACT』

このあたりのバンドはリズムループなどのデジデジした音が入っているので、いかにも同期してます!って感じですね。

 

ですが、実際のところはどんなジャンルの音楽であっても、メンバーの生演奏以外の音をライブで流すには同期が必要です。

「スリーピースバンドだけどハモリは5人ぶん欲しい」とか、

「キーボードいないけどピアノの音を入れたい」とかいう場合ですね。

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レコーディングにおける「リアンプ」とは?逆DI、リアンプボックスって何?

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ライン録りのギターの音を本物のギターアンプから出力し、それをマイクで集音するのが「リアンプ」です。
ギターやベース以外の音(シンセや歌)をアンプから出力することも可能です。  
 
まず、生音をDAWにライン録りして、
その後、オーディオインターフェイスから出力した音をギターアンプに入力
そして、ギターアンプから出ている音にマイクを向けて録音。 
という流れでリアンプを行うことができます。
 
アンプシミュレーターでは再現の難しい空気感や距離感を簡単に出すことが可能です。
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Touch Bar搭載のMacBook Proで、Pro Toolsのファンクションキーを常に表示させておく方法

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先日に引き続きMacの話題。

 

昨年発売のモデル以降、MacBook Proは大きくモデルチェンジをしました。

その中でも目玉と言えるのが、Touch Bar(タッチバー)です。

以前はファンクションキーだった部分に置き換わって、タッチ操作ができるディスプレイが搭載されています。

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Touch Bar

音量や画面の明るさが変更できるだけでなく、

ブラウザを起動している時にはタブが表示されたり、文章の入力中には予測変換候補が表示されたりと非常に便利な新機能なのですが・・・。

 

代わりに、従来のファンクションキーは「fn」キーを押しながらでないと操作できないようになってしまいました。

 

これ、Pro Toolsユーザーにとっては、結構シビアな問題なんです。

どういうことかと言いますと・・・

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